本態性振戦とインデラル

本態性振戦とインデラル

本態性振戦という症状がありますが、あまりこの名前では知られていないかもしれませんね。

 

症状としては、自分に意志がなくても身体の一部が細かく振動するような運動をすることです。
多く現れるのは手指の震えですが、頭に同じく震えが出る場合もあり、不随意運動とも言います。

 

何か細かい作業をする場合や、物を持って静止したい場合にも勝手に手が震え、自分の意志が効かないためにとても不快に思っている人は少なくありません。こうした本態性振戦の抑制にも、インデラルのようなβブロッカーが有効に作用することが知られています。

 

ただ、現在日本で保険適用とされている抑制薬はアルマールという薬です。
インデラルも有効と言われてはいるのですが、承認されている症状の中に本態性振戦は含まれていません。

 

だから病院で処方する場合には保険適用外となり、あまり処方されてはいないようです。
もっともアルマールが薬として有効ですし、何もかもインデラルに頼らなくてはいけないわけでもありませんよね。
国内生産されている薬があるわけですから、無理に海外製のものを求める必要はないでしょう。

 

ただ、この本態性振戦はあがり症の症状を持つ人が併せて持っていることも多く、あがり症の抑制のための補助薬として使われる時に、同時に本態性振戦の抑制も行われる場合もあるようですね。

 

あがり症でスピーチの時にマイクを持つ手が震える、足がブルブルと震えるという経験が、とても嫌な記憶になってしまっている人もいるでしょう。あまりネガティブに考える必要はありませんが、併せて対処出来る可能性があります。